トルコ最大の都市であるイスタンブールは、かつてローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国の都として栄華を極め、ヨーロッパとアジアの東西文化の交差点として栄え、今なおその面影を残す歴史的建造物を見ることが出来ます。ヨーロッパ側の旧市街地・スルタンアフメット地区にはブルーモスクやアヤソフィア、トプカプ宮殿、地下宮殿など多くの見どころが集まっています。アジア側にはイスタンブールの街を見渡せるガラタ塔や新市街地が広がり、観光名所のみならず街歩きも楽しめるトルコを代表する観光地です。

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地球が長い年月をかけて作り出した自然の絶景を見ることが出来るカッパドキア。世界遺産にもなっているこの奇岩群は複数の地域に広がっており、場所によって様々な景観を楽しむことができます。美しいフレスコ画が見られるギョレメ野外博物館や、カイマクルやデリンクユの地下都市、きのこのような岩が連なる”妖精の煙突”があるパジャパー地区など見どころも豊富です。また、カッパドキアの不思議な景観を空から見ることができる気球ツアー（オプショナルツアーで手配可能）も人気があります。

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トルコ語で「綿の城」を意味するパムッカレ。その歴史は古くローマ皇帝も温泉保養に訪れていたと言われています。石灰成分を含んだ温泉水が山肌を流れて作り出されたパムッカレの景観は、その名が示す通り、綿のように真っ白な石灰棚が階段状に広がる不思議な光景が広がります。パムッカレの丘の上のには約2,200年前に建設された都市遺跡「ヒエラポリス」があり、円形劇場や公衆浴場、共同墓地などの遺跡も見ることができます。

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中華料理、フランス料理と並んで世界三大料理の一つに挙げられるトルコ料理。羊や鶏肉を使った焼肉（ケバブ）をはじめとする肉料理を中心に、海に近い地域などでは魚料理もよく食べられます。イスタンブールのサバのサンドイッチや、伸びるアイス（ドンドｩルマ）などは日本でもよく知られているトルコグルメではないでしょうか。トルコはイスラム教国ですが、お酒は自由に飲むことができます。トルコ料理と合わせて国産のワインやビールもご一緒に楽しんでみみてはいかがでしょうか。

トルコの西、エーゲ海に面したこのエリアは日本での知名度は低いかもしれませんが、沿岸のクシャダスやイズミール、ボドルムやマルマリスなどの街には、トルコ国内はもとより、ヨーロッパからの観光客、バカンス客が多く訪れます。透明度が高いエーゲ海の美しい海と新鮮なシーフードを楽しみながら、リゾート気分を満喫できます。イズミールやボドルムでは近郊の遺跡観光も楽しめますので、リゾート好きの方にはもちろん、遺跡好きの方にもおすすめのエリアです。

トルコの南、地中海に面したこのエリアは、冬でも比較的温暖で多くの観光客が訪れます。エリア随一のリゾート地・アンタルヤは美しい地中海の風景とカレイチと呼ばれる旧市街散策も楽しめる人気の観光地です。他にもアランヤ、カシュ、ケメルなどの地中海に面した人気のリゾート地が数多くあります。またこのエリアには古代遺跡が多くあり、アンタルヤ郊外のペルゲ、アスペンドス、テルメソス、シデや、海中に沈んでしまったケコワの海中遺跡などの見どころが多くあります。

黒海沿岸エリアは他のエリアに比べると湿度が高く、肥沃な土地と緑に恵まれており、ヘーゼルナッツの産地として知られています。観光地としての知名度は低いかもしれませんが、黒海沿岸の街・トラブゾンや小さな港町・アマスラ、内陸の古都・世界遺産のサフランボルなど、イスタンブールなどの大都市とは違ったトルコの魅力に触れることができるでしょう。黒海はマルマラ海とボスポラス海峡を通じて繋がっているためイスタンブールからも近く、日帰りで訪れることができる街もあるので、イスタンブール滞在の日程にアレンジを加えて訪れてみるのもよいでしょう。

東トルコの見どころと言えばどネムルート山が有名です。標高約2,150mのネムルート山頂には地震によって崩落した巨像の頭部が残されており、紀元前1世紀、コンマゲネ王国のセンティオコス1世の墳墓とされています。ネムルート山よりもさらに東に足を延ばすと、ノアの箱舟の伝説が残るアララット山や、トルコ最大の湖・ヴァン湖があります。日本人の観光客はまだ少ないエリアですが、イスタンブールやカッパドキア、パムッカレなどの定番ツアーに日程をプラスしてアレンジすることも可能です。