ベネチアの魅力《ブラノ島》

水の都といえばイタリアのベネチアですが、かつてはアドリア海の女王と言われ栄華を誇る時代がありました。
現在のベネチアには150を超える運河によって区切られた177もの島があり、また400もの橋がかけられていますが、本島では車が入れないため歩くかバポレットとよばれる水上バスや水上タクシーの利用となります。
今でこそゴンドラと言えば観光客のためのお楽しみの素材となっていますが、かつては重要な輸送の手段であったわけです。

ベネチアの魅力《ブラノ島》

どうしてインスタ映えするほど家がカラフルなの?

ブラノ島には古くから漁師の人々がたくさん住んでおり、一日の漁が終わり帰りの船から自分の家がどこなのか遠くからでもわかるよう目立つ色で塗ったことが起源となっています。

ブラノ島でレース網が有名な理由

ブラノ島でレース網が有名な理由

ブラノ島の伝統工芸にレース編みがあります。先にご案内のとおりこの島はもともと漁師の人々が住んでおり魚をとる網の補修は奥さん方の仕事でした。

その網の修繕の仕事がレース編みの仕事に発展していった経緯があります。比較的小さな花瓶敷きから大きなテーブルに敷くレースなどそのデザインは本当に繊細です。レースの一般的な作り方はあらかじめデザインした型紙を用意し、その型にレース編みをほどこし後でその型紙をとるのが主流でした。

ただこのベネチアのレース編みの方法は特別で通常用いる型紙を使用せずに直接編んでいく技法を用いています。

イタリア語でプント・イン・アーリアと言われ訳すと正に《空中刺し》となります。

一般の旅行客の方々はサン・マルコ広場のあるベネチア本島で過ごされます。

是非本島ご滞在中に公共の水上バスをご利用されてブラノ島に行ってみませんか。まさにリゾート気分を満喫できることをわたくしジョバンニが保証いたします!!