イタリアの塩と言えばマグネシウムやカリウムといったミネラルを多く含んでいて料理には欠かせない存在。ミネラルが豊富なのは地中海の海水をくみ取みとっているためなんだ。シチリアでも西部あるトラパ二という街はまさに塩の街で市内は塩田がたくさんあるんだ。ちなみにトラパニは最もアフリカに近いイタリアの都市だ。ここに来ると広いエリアに塩田が見渡せるよ。そして海水からくみ取られた塩は天日干しされるわけさ。それらの塩は大きく２種類に分けられ、結晶状にしたグロッソ（大粒）とサラサラのフィーノとあるんだ。パスタをゆでる時に下味をつけるために塩を入れるけれども、その時は粒状のグロッソを使い、ソースの味付けにはフィーノを使うのは定番。地中海のミネラル豊富な塩はこのように南イタリアのシチリアにふりそそぐ燃えるような太陽の産物なんだ！！