イタリアでは5月、6月にはいると天気の良い日が多くなりよく郊外にピクニックに出かける季節にはいるんだ。

ここで欠かせない旬の野菜がの一つがソラマメなんだ。聞いてなあんだとがっかりされた方もいると思うけどここではソラマメのワイルドな食べ方を紹介するぜ。

日本でもいろいろな食べ方があるけれど生で食べるということはあまり聞かないよね。実はイタリアでは旬のソラマメを生で食べるのが定番なんだ。イタリアの太陽をたくさんあびた旬のソラマメはとにかく生で食べても甘くて柔らかいんだよ。日本では塩ゆでにした後でもマメの外側の皮をむいて食べる方も多いときくけどイタリアではマメを包む外側の皮自体も柔らかいので生でもむかずにそのまま食べるんだ。どう？ワイルドだろう？

でも生で食べるにしてもそのままソラマメだけで食べるわけではないんだ。一緒に食べる食材を知っているかな？

実はチーズなんだ。でも細かい粉末チーズをかけてといった上品な食べ方じゃないぜ。ソラマメのサヤをちぎって中のソラマメを口に入れてから3センチ四方くらいに切ったチーズをかじって食べるというワイルドな食べ方なんだ。でもこれが最高にうまいだよ！ローマで食べるチーズは少しクセのある羊の乳から造ったペゴリーノ・ロマーノが定番で不思議と日本ではおなじみのパルメザンチーズ（イタリアではパルミジャーノ・レッジャーノというけど）よりも抜群にあうんだよ。

あとは赤ワインをつければたったこれだけのツマミでも至福なひと時を味わえることをこのジョバンニが約束するよ。

なぜ赤ワインなのかって？このペゴリーノ・ロマーノがカルボナーラをつくる時に使うチーズで少し胃にも重い食材なんだね。だから赤ワインがとても合うというわけだ。この季節に行かれる方は市場でソラマメを買って手持ちのチーズでそのまま市場で食べてみたらどうだろう。