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【続き】セブ島の観光地の現在は?
先日お知らせしました「セブ島の観光地の現在は?」の続編をご紹介します。国際空港がある「マクタン島」にも観光スポットがいくつかあります。本日は歴史が色濃く残る、航海士「フェルディナンド・マゼラン」がセブ島に上陸時の記念碑「マゼラン記念碑(Magellan Monument)」、セブの英雄「ラプラプ(Lapu-Lapu)」の記念像が建つスポット「マクタン・シュライン(Mactan Shrine)」の現在をお届け致します。
マクタン・シュラインの現在は?
■マクタン・シュライン(英語名:Mactan Shrine)※2020年10月現在※
・所在地:Lapu-Lapu City, Cebu
・営業時間:5時~20時30分
・入場料:無料(公園、イベント広場として利用されている)
・概要:世界一周の途中だった航海士「フェルディナンド・マゼラン」がセブ島に上陸し、かつてのセブ王と親交を深めるために、キリスト教の布教を勧めました。セブ島周辺の王たち(現在で言う各市の市長、首長のこと)はマゼランの布教に従いましたが、隣のマクタン島の当時の王「ラプラプ」は、侵略されるのではないかと懸念し、マゼランの勧めには従いませんでした。当時、武力行使が盛んな時代背景もあった為、マゼランは軍勢を率いて、マクタン島に乗り込み、軍勢約60名に対し、ラプラプ王の軍勢は約1,500名で迎え撃ち、マゼランを討ち取りました。マゼランを討ち取ったラプラプの英雄ぶりが大きく評価され、敷地内には「マゼラン記念碑」、「ラプラプ像」が建てられる他、現在でも王の名に因んだ「ラプラプ市」、フィリピン料理で頻繁に使われる白身魚「ラプラプ」と彼の名前が受け継がれています。
公園内の様子(観光客がいないため、閑散とした状況です)
敷地内は綺麗に区画化されており、緑も多く市民の憩いの場所として利用されています。公園内は入場料が無料となりますが、「マスク着用」は義務付けられております。
敷地内の売店(全店舗:休業、又は閉店中)
敷地内には複数のお土産店が軒を連ねていますが、新型コロナ禍の影響により休業中、又は閉店していました。毎年4月下旬の10日間は敷地内で「Kadaugan Sa Mactan Festival」という英雄ラプラプがマゼランを討ち取った勝利を祝して、賑やかなお祭りが開かれます。今年の4月は新型コロナウイルス感染拡大がピークに達していたことと、ロックダウンにより外出が制限されていたこともあり、中止となりました。また、お祭り以外にも週末になると露店・屋台が出るなど賑わいをみせていましたが、移動自粛の制限などがまだ厳しく以前のような活気は現在ない状況です。
各観光地を巡ったまとめについて
セブ島の代表的な観光名所は、入場規制が解除されたものの、海外からの観光客の受け入れをスタートしていないため、人々の往来はまだまだ少ない状態です。現時点のレベルとしては、フィリピン国内間の移動においても規制が厳しく、多くの人々が賑わうまでにはまだまだ時間がかかる見込みです。まずは、国内間の移動(首都マニラからの往来など)が自由にでき、コロナ感染が拡大しなければ、徐々に海外からの観光客の受け入れの準備も始まることが予想されます。また、セブ島の毎年恒例のイベント「シヌログ祭(毎年1月の第三水曜日)」は、現在のところ開催予定となっており、まだまだ油断できない日々が今後も続くことが想定されます。
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