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ジョバンニのパスタ料理とワインの話!
ジョバンニです。
今日はパスタ料理とワインの話をしよう。イタリアではパスタ料理はアンティパストとよばれる前菜の後でメインディッシュの前に食べるわけ。ということはアンティパストの流れからワインを選ぶことになるんだ。スープからメイン料理につながるフランス料理とはその点が大きくちがうんだ。
表面に線がはいったショートパスタ(リガトーネ)のトマトソースベース
パスタ料理にワインを合わせる場合はパスタそのものに合わせるというよりはパスタに使われるソースの相性で選ぶのが基本なんだ。だから先にソースを決めてワインが決まって、そしてそのソースにからめるパスタを決めていくという流れになることも多いよ。
ただアサリのパスタの場合にはアサリのソースをつくる時に白ワインを使うから、できたボンゴレのスパゲッティにはそのまま白ワインでいけるね。またラビオリといった中に詰め物をしたパスタの場合にはその中の詰めものによってワインを決めればいいんだ。例えばリコッタチーズとほうれん草であれば白ワインでいいし、肉が詰め物の場合には少し熟成がすすんだ白ワインやロゼのように軽めの赤ワインもいいだろう。
余談だけれど日本の鍋料理は肉も野菜もたくさんはいった料理だからロゼがあうね。ステーキのような重厚な肉料理ならしっかりとした赤ワインがあうけれど鍋にはロゼかフランスのブルゴーニュのワインなんかぴったしだね。
パスタの種類は100種を超えるから奥が深いよ。とにかくソースによくからむパスタ選びが大事なんだ。ショートパスタでペン先の形をしたペンネというパスタがあるけれどよく見ると表面がツルツルしたものと線が刻まれているものとあるんだ。これでソースの絡み方が全然ちがってくるからね。ソースがペンネの空いた穴に入りこむだけでなく表面の刻まれた溝ににも入り込むわけだよ。イタリア人の食に対するこだわりの一例だね。