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ジョバンニのパスタソースにかかせないトマトの話!
ジョバンニです。
イタリア料理やピッツァにかかせない真っ赤なトマトの話をしよう!
イタリアのパスタやピッツァにかかせないトマトはもともとイタリアで栽培されたものかな。あの赤く熟したトマトを見るとイタリアの陽光をたっぷりあびているのは事実なんだけどもともとイタリアで栽培されていたものではないんだぜ。トマトってね、意外にも栄養分に恵まれた肥沃の土地を必要としないんだ。あれた土地でも結構成長するんだけど恵まれた太陽の光は必要なわけだ。実はこれらのトマトはメキシコやアンデスのペルー高原でつくられていたんだ。それがコロンブスの航海以降16世紀にはいってからイタリアにはいってきたんだぜ。育てたら特に南イタリアの気候にもあうし、肥料も多くはいらないわけだから広まるのも早かったというわけだ。でもあの濃い紅い色が最初は食用としては受け入れられず鑑賞用として栽培されていたというから面白いね。
イタリア語でトマトのことをポモドーロっていうだけど、ポモはリンゴの意味なんだ。ドーロは黄金という意味だ。だから語源でいうと黄金のリンゴというわけだ。
ここで問題だ。古代ローマ人は昔からピッツァ・マルゲリータのような美味しいピッツァを食べていたのか?
どうだ?答えられるかな。ヒントは上の説明をよく読んで、そしてマルゲリータがどういうピッツァかわかっていれば簡単に答えがでるぜ。
答えはこうだ。トマトがイタリアにはいってきたのは16世紀にはいってなんだから古代ローマ人はそもそもトマトが使われたピッツァは食べていないはず。しかもピッツァ・マルゲリータはトマトとモッツァレラチーズを使ったものだから古代ローマ人はあのシンプルながら美味しいピッツァを食べていないというのが正解だ!どうできたかな。
じゃあ、古代ローマ人はピッツァを食べていない?この問題はどうだ。実はポンペイの遺跡からもピッツァ等を焼くかまどが見つかっているからピッツァはすでにあり焼かれて食されていたんだ。でもトマトソースはつくれないわけ。だから古代ローマ人はソースを何もつけていないピッツァを食していたわけだ。これが白ピッツァでフォカッチャと呼ばれるもの。
そう、古代ローマ人が食べていたピッツァはフォカッチャなんだ!!いまはイタリア料理のチェーン店でも食べれるフォカッチャは実は古代ローマ人が食べていたもの。そう考えると夢や想像がふくらむぜ。